2023 7 TOKYO WORKSHOP
残すところあと一か月で今年二度目のワークショップが始まる。今回はこれまでで最長の期間となる五週にわたる全十回。ワークショップというよりもクラスである。これには意味がある、俳優は一つの役を一定期間その躰に収めておく体験が必要だからだ。たとえ週二回にクラスであっても後の五日間は日常生活をつづけながら役が付いて回る。
それは一般生活にはない体験である。自分の内面が又は生活態
度が如何に変容していくかを気づくことも出来る。
今回はフィジカルな場面にとりくもうと考えてもいる。激しい動作がひつようとされる時の感情とのつながりを見つけることが出来ると、自意識から解放されて俳優は助けらることもある。いつまでも自意識を背負って演じていると激しい動きも感情も台詞までもままならないバラバラなパフォーマンスになってしまう。
